GUUZENYA

【ご挨拶:古道具「偶然屋」の開店にあたって】

私は、奈良・三条通にある古物商の家に生まれ、幼い頃からたくさんの古いものに囲まれて育ちました。時を経た玩具や道具たちが放つ独特の佇まいに心を惹かれ、見よう見まねで始めた人形作り。京都で過ごした学生時代、仲間たちと立ち上げた移動商店、それが「偶然屋」でした。

粘土や張子でだるまや招き猫を作っていたあの瑞々しい日々は、その後の「木村商會」の原点です。仲間たちがそれぞれの道を歩み始めてからも、私は今日まで一歩一歩、ものづくりの道を歩み続けてまいりました。

個人としての活動の中で、一旦は「偶然屋」の看板を下ろしていましたが、この度、長年の夢であった古道具屋を、ここ吉野の地で開くこととなりました。店先には、当時と変わらないあの懐かしい看板が再び掲げられます。

営業はインターネット販売を中心に、吉野の古民家での不定期な店頭販売も予定しております。

古道具との出会い、そしてお客様との出会い。それは、いくつもの「偶然」が重なって生まれる、たったひとつの素敵なご縁です。始まりの場所である屋号とともに、皆様とお会いできる日を心より楽しみにしております。

古道具 偶然屋
店主